「シン・ゴジラ」雑に感想 ネタバレあり
今週のお題「映画の夏」
遅ればせながら「シン・ゴジラ」観てきました。
普段映画はほとんど観ないですが、本作は庵野秀明監督ということで観るしかないなと。前情報なるべく入れずに観てきました。
以下ネタバレあり注意です。
情報が頭にぶっかけられる快感
前半はお偉いさん方が会議ばっかしてる。
目まぐるしくカットが切り替わり、スーツのおじさん達が早口でしゃべりまくる。
そのたびに見慣れた感じのテロップ。
会議は進まないし、登場人物も多すぎて覚えられないけど、不思議と不快じゃない。
テンポよく情報に畳み掛けられるのが心地良い。
そもそもこの辺分かってなくても楽しめる。
第2形態の衝撃
最初に上陸してきたのは既に第2形態らしい。
こいつがキモすぎてびびった。つぶらな瞳のトカゲが東京を駆け巡る。
何考えてるかわかんないやつ特有の怖さがある。
「こいつとゴジラが戦うんか?」と思った。違う。
第2形態のソフビ人形。
いやこんなに可愛くなかったって。たぶん。
最終形態の圧倒的格好良さ
気持ちよかったのは、放射熱線のシーンと、在来線爆弾のシーン。
基本的には全編通して「日本がんばぇー!」と思って観てたんだけど、米軍の落としたミサイルでゴジラが出血して崩れ落ちそうになるところでちょっとゴジラを応援してしまった。
「あれ、アメリカの攻撃は効くん?」と思ってたら、
背中が光って、口が裂けて、紫色の熱線を吐く。背中からは拡散メガ粒子砲で戦闘機を撃墜。
火の海になった東京を見ながら、「こんなんどうやって倒すの・・」という絶望感を感じながら、爽快感も同時にあった。ゴジラが全部浄化してくれるんじゃねーかなって。
低機動重火力は男のロマン。熱線のシーンだけでもお金払って観た価値があると思う。
ヤシオリ作戦~最後のシーン
最後はとても地味な倒し方。
正面から戦って倒せる相手でないのは既に証明済みなので、核兵器を使わないなら当然こういう地味な作戦になるわな。エヴァもいないし。
最後の尻尾のシーンは、博士を取り込んでるんかなって思った。
庵野監督得意の思わせぶりエンドって気もする。
「あとは好きに考察してね」的な。
くそ面白かった
とっちらかった感想になってしまった。
かなりの話題作でも「DVD出るの待てばええやん」とか思うタイプですが、この作品は本当に劇場で観られて良かった。
色んな人の感想とか考察とか漁ってから、もう一回観に行きたい。
そんな映画でした。